ウール100%の糸で編んだバッグ。
数回使ったら、毛羽立ってしまいました。
少し毛羽立ちがあるのがわかりますか。
そこで、糸を縮絨させようと洗濯機にかけてみました。
縮絨とは、編み地を洗って縮めることにより、編み地が密になりフェルトのようになることをいいます。
ネットに入れて、洗濯機で洗います。
ここでポイントなのは、優しく洗っては意味がないということです。
摩擦や圧力を加えることで縮絨しますので、ソフトコースではなく普通の洗濯コースで、
お洒落着洗剤ではなく普通の洗剤で洗います。
バッグだけ洗濯するのはもったいないので他の洗濯物と一緒に洗いました。
ウールの毛が他の洗濯物に着くのを避けるためネットに入れました。
写真は、2回洗った状態です。
少し目と目が詰まったのが分かりますか。
ですが、まだ少し縮絨具合が足りないようなのでもう一度洗濯機にかけてみました。
その結果、あまり変わらず。
これ以上やっても変化はないと思うので、これで使用しようと思います。
あまり縮絨しない毛糸だったのかもしれません。
ウール100%で防縮加工がされていない糸だと大抵縮絨してフェルトの様になるのですが…
今回の結果はともかく、縮絨させることで編み地に厚みが出て色々な応用ができます。
バッグであれば強度が増しますし、ルームシューズなど身に着けるものであればより暖かく保温性が増します。
最初から縮絨をしようと編み始める場合は、縮む分を考えて少し大きめに編まないといけません。
バッグならばまだいいですが、ルームシューズとなると履けなくなってしまうこともありますから。
ウールならではの特性を活かして編むのも楽しいです。
また一つ、編み物の楽しさを発見しました!