前回の記事で日本語教員になったことをお伝えしました。
今回は日本語の授業とあみぐるみと生成AIについてのお話です。
日本語教員になる前に受けた研修で、講師に自分の得意なことを授業に活かすのもいい方法だと教わりました。
私の得意なことと言えばやっぱり編み物。模擬授業であみぐるみを登場させました。
学生役の反応に好感触を感じたので、実際の授業でも同じように使ってみました。
写真の男の子と女の子のあみぐるみををケンさんとマリさんと名付け、文型を説明するときに登場させました。
でも、実際にあみぐるみを使って授業したのはその一度だけです。
理由は荷物が増えてしまうことと、学生の食いつきが期待したほどではなかったからです。
(今思えば、学生が授業の内容を理解することが大切で、食いつきなんてどうでもいいと分かりますが、
当時の私は少し間違った方向で張り切っていたようです…)
そして、実際のあみぐるみの代りに、説明に使うスライドにマリさんを登場させようと「ジェミニ」に
画像を作ってもらいました。
「美術館で絵を見ているシーン」の画像作成をお願いしました。
すると、どうでしょう。あみぐるみにはなかった表情のようなものが感じられます。
結局、この画像は授業では使わなかったのですが、あまりの可愛さにお蔵入りにするのは勿体なく
ブログで紹介することにしました。
そして、もう一枚。
「画像を横長にして」とお願いしたら、絵をのぞき込んでいるような可愛らしいマリさんが。
編んだものをAIで画像に取り込むと、編み地まで再現されて、たまらない可愛さになります。
そんな新発見もありました。
そして、このブログを書いていてもう一つ気付いたことがあります。
それは、もしかしたらあみぐるみを使った説明の方が、学生の理解が深まるかもしれないということです。
文型説明の会話シーンに、パワーポイントのスライドを使うことが多いのですが、
二次元のスライドよりもあみぐるみの方が分かりやすいかもしれないと思ったのです。
三次元のあみぐるみを動かしながら説明した方が、誰が発話しているかということが分かりやすく、より伝わるのではと思ったのです。
そして、あみぐるみは学生との距離を縮める役割も果たしてくれるかもしれません。
授業で使った時の学生の食いつきがあまり良くなかったと書きましたが、
実は、授業のあと一人の学生にあみぐるみは先生が作ったのかと聞かれました。そうだと答えると、感心したように嬉しそうにしていました。
私が教えているクラスは、初級のクラスです。彼らと日本語でコミュニケーションを取るのはなかなか難しいのですが
あみぐるみによって、言葉ではないコミュニケーションも出来るのではないかと思います。
そうすることで、お互いに距離が縮まり、よりスムーズな授業ができたら理想的です。
昨日から新学期が始まりました。
新しいクラスで、あみぐるみの登場を復活させることも考えてみようと思います。

