袖下の増目(または減目)
今日はちょっとした編み方テクニック(?)をご紹介します。
袖を編むときに何回増やしたか(もしくは減らしたか)分からなくなることはありませんか?
もちろん針にかかっている目数を数えれば分かることですが、それも面倒くさいのです。
一般的な袖は、袖口から袖山に向かって太くなります。
袖口から編む場合は増目をしながら、袖山の方から編む場合は減目をしながら編んでいきます。
何段か編んだら増目(または減目)をすることを何回か繰り返します。
例えば、「8-1-9」という指示がある場合は、8段ごとに1目増目(または減目)を9回行うという意味です。
1目というのは片側につき1目という意味ですので、実際は左右でそれぞれ1目、合計2目増えます(または減ります)。
この時にどこで増やしたか(もしくは減らしたか)分かりなくならないように、私はマーカーで印を付けながら編んでいます。
増目(減目)をした段でもいいですし、次の増目(減目)を数えるときに1段目になる段でもいいのですが、分かりやすいところにその都度マーカーを付けます。
そして、片方の袖が編みあがったら、マーカーは外さずにもう片方の袖を編み始めます。
編みあがった袖についているマーカーを外して、それを付けながら編めばあと何回増目(減目)をすればいいかがすぐに分かります。
ちょっとしたことですが、増目(減目)の回数をメモしたりせずに編めるので、私はいつもこの方法で編んでいます。
テクニックというほどのものではないですが、私自身が編んでいて便利だなと思ったのでご紹介しました。
是非お試しあれ。
写真は、トップダウンのセーターなので、輪編み&袖山から編んで中上3目一度で2目減目をしています。
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