襟を編み直しました

編みあがって着ているセーターでも、何となく気に入らないことってありませんか。
気になる部分がありながらも着ていたセーターがあったので、重い腰を上げ、編み直すことにしました。
といっても、気になっていたのは襟の部分です。なので編みなおす手間も大したことはありません。

今回修正したいポイントは2つ。
1つは、襟ぐりが少し大きかったため下に着ているものが見えてしまっていたのでそれを解消すべく、襟ぐりを少し狭めること。
2つ目は、襟幅が狭かったので首の後ろが寒く、それを解消するため襟ぐりの高さを少し出すこと。

まずは、襟ぐりをほどきます。
ほどけやすい糸の場合は慎重に。休めていた目を落とさないように気を付けます。

糸をほどいたら、編み始めます。
どのくらい狭めたいかにもよりますが、目数を減らしたり、編み針の号数を下げたりして調整します。
普段は編み針の号数を下げるだけで目数は変えずに編みますが、今回はより狭めたかったので目数を少しだけ減らして(片側で前襟3目、後襟1目の計8目)、針の号数も元々編んでいたものから1号下げました。
そして、襟幅を太くするために元の倍の段数編みました。

修正前                         修正後

写真だと修正後の襟が少し野暮ったく見えてしまいますが、実際はデザイン的にも満足ですし、しっかりと修正できました。
ちょっとしたことでも、編み直しておけば格段に出番が増えますし、何より満足感が違います。
手編みですから、こうやって直すことも可能です。
折角ですから、気になるところは早めのお直しをお勧めします。