指なし手袋

パソコン作業をするときに、手が冷たくなってしまうので指なしの手袋を編みました。
指なしの手袋というと中学や高校時代を思い出します。
当時、帽子のように指にかぶせるフードのようなものが付いた指なし手袋をしていました。
あまり記憶力の良くない私ですが、その手袋はお気に入りだったのか淡い色の毛糸で編まれていたことまで覚えています。
きっとその頃からニット製品が好きだったのだろうなということに今初めて気付きました。
考えてみたら、手編みのものではありませんが昔からニット製品はよく身に着けていたように思います。
今でも思い出すお気に入りの丸ヨークのセーターがありました。
大好きでよく着ていたのですが、ある時ストーブの火に近づきすぎて肘の部分が少しだけ燃えてしまって穴が開いてしまいました。
とても悲しかったのを覚えています。
今なら直して着ることが出来ると思うと、もう手元にないのが残念です。

話はずいぶん脱線してしまいましたが、指なしの手袋です。
これは、ミトンよりも簡単です。
輪編みで手首の方から編み始めて、親指の部分に別糸を編み入れ、指先の方へと編んでいきます。
最後に別糸をほどいて親指を編めば完成です。
ミトンの場合は、指先の方で減目をします。
また、ミトンは親指以外の4本の指が入るところは袋状にするため、最後にメリヤスはぎをします。
これは慣れないとなかなか難しくて、私も昔はあまり好きではありませんでした。
引き抜きはぎのような単純な動きではないので、毎回本を見ながらやっていました。
その点、この指無し手袋は伏せ止めをすればいいのでお手軽です。
もっと言うと、親指のないリストウォーマーの方がさらに簡単です。
ただ輪に編んでいくだけだけでいいのですから。
そして、それを長くしたらレッグウォーマー。
実用的なニットの小物は、実はとても簡単に編むことが出来るのです。

東京は、ここ数日暖房のいらないような暖かい日が続いています。
もう手袋やレッグウォーマーの季節ではなくなりそうですが、この先日差しが強くなると日よけの手袋をされるかたもいらっしゃると思います。
コットンや麻などの夏糸で編めば、これからの季節の強い味方になりますね。